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47都道府県が1都1道2府43県になったのは1947年!

カテゴリ: 趣味 公開日:2020年06月17日(水)

47都道府県が1都1道2府43県になったのは1947年!

第2次太平洋戦争以前に教育を受けた人は当然知っていますが、戦後の人は1947年が

現在の47都道府県になったことを知らないかもしれません。

この経緯はは1603年~1868年までの江戸時代に遡ります。

江戸時代の律冷制により北海道の蝦夷地(函館地区以外)を除く日本全土は五畿七道に

分けられていました。

五畿とは京都周辺のことで次の五つです。

山城の国:京都の南部

大和の国:奈良県

河内の国:大阪南東部

和泉の国:大阪南西部

摂津の国:大阪北中部、兵庫県南部

七道とは次の7つです。それぞれの道の中に沢山の国がありました。

東海道:三重県から茨城県まで太平洋側

東山道:滋賀県から中部地方及び東北地方

北陸道:新潟県から福井県

山陰道:京都府の一部から島根県まで日本海側

山陽道:兵庫県西側から山口県

南海道:四国

西海道:九州

1867年の大政奉還により徳川幕府直轄領を、府(奉行が支配していた土地)と

県(代官が支配していた土地)にしました。

府は10カ所でしたが、県はいくつか不明です。それ以外は261の藩でした。

1869年の太政官布告により府は京都、東京、大阪の3つに限定しました。

1871年の廃藩置県により3つの府以外の県と藩を全て県としましたが、

現在の1都1道2府43県に至るまでには長い道のりがありました。

1871年に制定されたのは3府72県でした。

1872年には3府69県、1973年には3府60県、1875年には3府59県、

1976年には3府35県と合併が進みましたが、面積格差で地域間対立や事務量格差が

発生したため、1889年には3府42県になったのです。しかし、その時点では

現在の北海道と沖縄は廃藩置県の対象外だったのです。

沖縄は1879年に沖縄県となりました。北海道は函館県、根室県、札幌県と蝦夷地を

統合して1886年に北海道庁となりました。

1943年に東京府と東京市を合併し東京都に変更しました。

これで1都2府42県になりました。

1947年に北海道庁が北海道に変更され1都1道2府42県となりました。

1972年に日本に施政権が返還されて沖縄県が復活しました。

これで1都1道2府43県が完成したのです。

本当に長い道のりでした!