外出自粛中に自分を見つめてみよう!
外出自粛中に自分を見つめてみよう!
既に外出自粛が始まって数週間になります。13都道府県以外は先日開始されました。
家族と同居している方は家族との会話ができるので、あまり孤独感は無いでしょう。
しかし、単身・独身で暮らしている方々は、孤独感と新型コロナウイルス感染への不安を
抱えて、生活しているので精神的なストレスが高まり、理性よりも感情的に基づいて
行動する様な傾向が出てきます。
現在のような不確実且つ不安定な世の中になると、パニックに陥り買い占めに走って
しまうような悪い例がある一方、時間を有効に利用して、料理や掃除といった家事を
非常に細かいやり方で行い、不安感を解消している方々もいます。
このような状況に如何に対処すべきかについて、心理学者達は次の様に指摘しています。
1. 自分が不安になっていることを認識すること。
2. その状況への対策を長期的な心構えで理性的に考えること。
人との接触がなくなり、さらに外出が減っていくと、うつ病になる可能性が出てきます。
理由は違いますが、補聴器を使わず難聴を放置していた為に、不自由な会話→疎外感→
引きこもり→うつ状態といったプロセスが補聴器の世界でも発生しています。
中高年層がうつ病になりやすい性格にメランコリー親和型性格があります。
これは、主にドイツ人と日本人を観察した結果、ドイツの精神病理学者フーベルトゥス・テレンバッハによって
分類された秩序指向性を特徴としたものだそうです。
次の項目が主な項目です。ご自身の性格と照らし合わせてみてはどうでしょうか?
・強い責任
・几帳面
・完璧主義
・対人関係での配慮
・嫌われることへの恐れ
・他人に尽くす傾向
・負い目が生じることを避ける
・人との争いを避ける
・秩序の乱れへの脅威感
・未達成による自己否定
しかし、人間には、メランコリー親和型性格だけでなく、程度の差はあるでしょうが、
ポジティブな面とネガティブな面があるように思います。
自己否定が強く出ることは良くないので、できるだけ自己を理性的に見つめ、
自己評価のバランスをとるようにしたいものです。