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和風月名と二十四節気!

カテゴリ: 趣味 公開日:2020年04月14日(火)

和風月名と二十四節気!

現在の歴法は新暦と言われて、太陽暦として世界で用いられているグレゴリオ暦です。

ローマ教皇グレゴリウス13世が、それまで使われていたユリウス暦の改良を命じて、

1582年10月15日に改訂されました。

日本では、明治五年まで大陰太陽暦という、いわゆる旧暦が使われていました。

月の満ち欠けと太陽の運行を組み合わせた暦法で、1年は354日か355日です。

閏年が19年の間に7回あり、1年が384日か385日になるややこしい歴法です。

新暦と旧暦では春夏秋冬の月が違っています。

   新暦          旧暦

春: 3月、4月、5月    1月、2月、3月

夏: 6月、7月、8月    4月、5月、6月

秋: 9月、10月、11月  7月、8月、9月

冬: 12月、1月、2月   10月、1月12月

旧暦では1月から春が始まるのは何故なのか良くわかりません。春という漢字の意味が、

異なっていたのでしょうか?

旧暦では1月~12月に対し和風月名があります。

何故そのような名前があるのか分からず、必死に暗記した覚えがあります。

全部言ってみようと挑戦すると、意外と出てこない月名があるかも知れません!

と言うことで、和風月名とその由来を掲載します。

1月  睦月 :正月に親類一同が集まり、睦び(親しくする)の月

2月  如月 :衣更着とも言い、衣を重ね着する月

3月  弥生 :木草弥生い茂る(草木が生い茂る)月

4月  卯月 :卯の花の月

5月  皐月 :早月(さつき)とも言い、早苗(さなえ)を植える月

6月  水無月:「無」は「の」を意味し、田に水を引く月

7月  文月 :穂含月とも言い、稲の穂が実る月

8月  葉月 :木々の葉落ち月

9月  長月 :夜長月とも言い、夜が長くなる月

10月 神無月:新穀を神に捧げる月

11月 霜月 :霜の降る月

12月 師走 :師匠といえども走り回る月

1年を月で別けるのとは別に、太陽の軌道をもとに役15日ずつ、24に別ける、

二十四節気というのがあります。気象予報でも良く出てくるなじみのあるものです。

分け方は、まず日照時間が最も長い夏至、最も短い冬至で二分し、さらに、

昼と夜の時間が同じになる春分と秋分で二分します。これで4つに分れます。

4つに別けた各節気の最初に立春、立夏、立秋、立冬を入れ、さらに3等分して、

それぞれ季節感を表わす名前が付けられています。

春:立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨

夏:立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑

秋:立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降

冬:立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

2020年の立春は2月4日、立夏は5月5日、立秋は8月7日、立冬は11月7日です。

新暦とも旧暦ともタイミングが合っていませんが、二十四節気は詩的感覚に溢れています。