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日本のクラウドサービス市場!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年06月12日(水)

日本のクラウドサービス市場!

調査会社MM総研のインターネット調査によると、2018年の市場規模は1兆9422億円で、そのうちプライベートクラウド市場が1兆3257億円、パブリッククラウド市場が6165億円でした。PaaSではAmazon Web Servicesが47.7%でトップでした。IaaSでもAmazon Web Servicesが47.1%でトップでした。ちなみに2位はいずれもMicrosoft Azureでした。

クラウドサービス市場は今後も拡大を続け、2023年度には4兆4754億円に達する見込みで、そのうちプライベートクラウド市場は2兆8千億円、パブリッククラウド市場は1兆6490億円に拡大すると予測されています。プライベートクラウド市場がパブリッククラウド市場に優っているのは、セキュリティ対策と推測しますが、差は縮小しています。

PaaSやIaaSで何をするかと言うと、「アプリケーション開発基盤の移行」(67.6%)、「自社開発システムの移行」(52.3%)、「Webアプリケーションの移行」(49.1%)、「コンピューティング基盤の移行」(43.9%)などに利用しようとしています。さらに、「今後は複数のサービスを組み合わせ、マルチクラウド化を検討する」と答えた企業も多かったそうです。

クラウドサービス市場は、自分も含めよくわからないことが多いので、今回は基本的なことを掲載しておきます。

    クラウド:

クラウドとは、インターネットに接続することを前提とする各種のサービスのことです。
主体がインターネットの向こう側にあり、利用量に応じて柔軟にキャパシティを増やせることが特徴といえます。サービスは、コンピュータリソースだったり、アプリケーションだったり、OSであったり、様々なものを提供しています。

    SaaS:
「Software as a Service」の頭文字を取った略語で「サース」と読みます。
これまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由でサービスとして提供・利用する形態のことを指します。
特徴としては、以下のようなものが考えられます。
・データをインターネット上に保存することができる
・PC、スマートフォン、タブレットなど端末を選ばずにデータにアクセスできる
・複数の人間が同一データを共有し、更に編集もできる

    PaaS:
「PLactatetform as a Service」の頭文字を取った略語で「パース」と読みます。
アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式を、インターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。
このPaaSは、利用者にオンライン上でサービスを提供するSaaSの考え方をさらに深化させたものとなり、プラットフォームを大規模なデータセンターなどに用意して外部に開放し、主に企業などの利用者が、その上にサービスを開発するものになっています。
開発者は、あるシステム設計に沿った方法でアプリケーションを開発できるので、コストを抑えてかつ早くシステム開発をおこなうことができます。

    IaaS:
「Infrastrucutre as a Service」の頭文字を取った略語で「イァース」と読みます。
情報システムの稼動に必要な仮想サーバをはじめとした機材やネットワークなどのインフラを、インターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。少々乱暴に区分すると、これまでのホスティングサービスと言われるサービスと提供範囲の区分ではほぼ変わりません。では何が異なるかと言うと、IaaSの最後の「サービス」という点になります。サーバを利用する際に必要なハードウェアのスペックやOSを、利用者が自分で自由に選定して、ネットワーク越しに利用することが可能です。

 

まとめ

IaaS、PaaS、SaaSの

区別についてまとめると、ソフトウェアサービスを提供するのに必要な構成要素の提供段階によって区別することができます。
その構成要素は大きく分けて、ネットワーク、ハードウェア、オペレーティングシステム(OS)、ミドルウェア、アプリケーション、の5つに区分されます。基本的にはこの5つはこの逆順に依存関係にあります。アプリケーションはミドルウェアが無いと動作せず、ミドルウェアはOSが無いと動作しない、ということを覚えておくと良いでしょう。

SaaSは5つの要素がすべて含まれており、近年最も利用されているクラウドサービスです。
SaaSを導入することで、これまでソフトウェアを購入・インストール
するコストや時間、セキュリティの問題などが大幅に改善され、利用者のサービス利用におけるハードルが劇的に緩和されるようになりました。

 

    パブリッククラウド市場:
クラウドプロバイダーなどが提供するクラウドコンピューティング環境を、企業や組織をはじめとした不特定多数の利用者にインターネットを通じて提供するサービスです。
利用者はハードウェアや通信回線などを自分では所有せず、クラウドインフラのベンダーが提供するパッケージされたクラウド環境を共有しながら使用します。

    プライベートクラウド市場:
クラウドの技術を用いて一つの企業のためだけに構築するコンピューティング環境を提供するサービスです。
企業はそのリソースを柔軟、効率的に所属する利用者に割り当て、共有することが可能です。
プライベートクラウドは、更に構築のバリエーションがありますが、サーバを独自に所持し、クラウドの技術を活用して現在のコンピュータリソースの最適化を行うオンプレミス型と、サーバ本体、設置場所はクラウドプロバイダーが提供し、システムの一部分を企業が占有し利用するホスティング型が主流です。