日本最高峰の花火競技大会「大曲の花火」!
日本最高峰の花火競技大会「大曲の花火」!
2019年8月31日に開催される「大曲の花火」は、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」として始まり、今年で93回目となる歴史のある花火大会です。今では内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞、文部科学大臣賞などが授与され、花火業界の関係者にとっては最も権威のある花火大会でもあります。全国には有名な花火大会が沢山ありますが、内閣総理大臣賞が授与されるのは「大曲全国花火競技大会」と「土浦全国花火競技大会(茨城県土浦市)」の2大会のみです。
2019年の大会テーマは“平生凛々”です。プログラムの後半は「花火ミュージカル・令和祝祭」と題され、2000発以上の花火が打ちあがり、平成のヒット曲や俳優のセリフを交えた、ドラマ仕立てのものを予定しています。一流の花火師が熱く燃える花火芸術の最高峰ですが、なかでも、注目の大会提供花火「ワイドスターマイン(連射連発花火)」は、1年をかけて製作するという力作だそうです。毎年70万人以上が、その美しい花火を見ようと秋田・大曲に訪れるので、東京から行かれる方は、宿泊予約等早めの準備が必要です。
参考までに、大曲以外の有名な花火大会を掲載します。
① 諏訪湖祭湖上花火大会(長野):
花火打ち上げ数が日本最大級です。湖上に置された打ち上げ台からは約4万発の花火が打ち上がります。水上のスターマインや全長約2kmにも及ぶナイヤガラも必見です。
② 浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(新潟):
世界一の四尺玉の花火を楽しめる花火大会で、地元の片貝町は三尺玉発祥の地としても知られる場所です。
③ 江戸川区花火大会(東京):
江戸川の土手で行われる江戸川区花火大会は、観客動員数が日本最大級だそうです。
④ 土浦全国花火競技大会(茨城):
大曲と共に日本三大花火のひとつです。国の花火師たちが優勝を賭けて技術を競うので、質の高い花火が楽しめる花火大会として注目されているイベントです。
⑤ 長岡まつり大花火大会(新潟):
日本三大花の最後が長岡まつり大花火大会です。昭和20月1の長岡空襲の翌年から行われており、空襲で亡くなられた方々への慰霊の念や、恒久平和への願いが込められているそうです。正三尺玉3発や復興祈願花火「フェニックス」、ミュージック付きスターマインなど、名物花火が盛りだくさんだそうです。