小坂→大坂→大阪!
カテゴリ: 趣味
公開日:2019年01月23日(水)
小坂→大坂→大阪!
現在は、誰もが「大阪府」と書きますが、日本史の中で豊臣家が滅亡した「大坂冬の陣」と「大坂夏の陣」は「大坂」と表記されていることを皆さんもおぼえていると思います。大阪城を訪れると大坂城とも表記されていて、なんとなくややこしい感があります。いつ変わったのか調べてみました。そもそも、この地区は小坂(おざか)と呼ばれていましたが、室町時代の僧侶・蓮如が「小」より「大」の方が縁起いいとの理由で「大坂」に改めたと言われています。そして江戸時代の末期には「大阪」の表記が出始めました。理由は、「坂」は「土に返る(=死ぬ)」と読めるので縁起が悪いからというものでした。さらに明治維新ごろになると、「士(さむらい)が謀反を起こす」と読めるので良くないという意見も出てきました。それで明治元年の1868年に、「大阪府」が正式な表記になったのです。