補聴器が活用できる世界最大のプラネタリウム!
補聴器が活用できる世界最大のプラネタリウム!
世界最大のプラネタリウムが名古屋にあることを知っていますか?名古屋市鶴舞線 大須観音駅から430m又は名古屋市東山線 伏見駅から500mのところにある名古屋市科学館内にあります。1962年~2010年まで営業していた旧プラネタリウムは48年間で1500万人以上の方々の入場を記録しました。2011年にリニューアルオープンした新しいプラネタリウムは、限りなく本物に近い星空の再現を目指し、ドーム内径35mという世界一の大きさと映像クオリティを実現しました。特に凄いのが、映像・音響システムです。プラネタリウムによる星空に加えて、全天に広がる迫力ある映像を映し出す全天動画システムや、 高精細な景色を投影するデジタルパノラマシステム、レーザー投影システムや補助投影機群等、多くの映像システムが設置されています。さらに、プラネタリウムという特殊な空間向けに専用設計された音響システムが設置されています。満天の星を見ながら静かに音楽が流れる時も、解説者の声も、音響的な特殊な処理をして自然に聞こえるようにしているのです。もう一つ忘れてならないのは、内部に設置されている磁気ループシステムです。テレコイル内蔵の補聴器を着けていると、解説者の説明が明瞭に聞こえます。
科学館の魅力はプラネタリウムだけではありません。併設されている体験型の4つの大型展示が凄いのです。最初は理工館の2・3階にある大型展示が「水のひろば」です。約20tもの水を使い、雲から雨が降り、川になって海へと流れ込む水の循環を演出しています。音や光による演出ショーも1日7回開催。この間、この展示のまわりにいる人たちは目線が釘付けになります。次は理工館の3・4階にある「竜巻ラボ」です。高さ約9mという日本一の人工竜巻を、ボタン一つで発生させることができます。1日3~4回、係員による実験ショーも行われ、各回1人だけ竜巻のなかに入れるビッグチャンスもあります。但し、くじ運が必要です。次の理工館の4・5階に位置する「放電ラボ」は注目度が高く、平日先着順、土日祝と春・夏・冬休みは整理券が必要です。2基の大型コイルから発生する120万ボルトの放電を目の前で見ることができ、響き渡る轟音と稲光は圧巻です。最後は理工館5階の「極寒ラボ」です。マイナス30℃の部屋に入って、全天映像のオーロラを観賞できます。鼻のなかやまつ毛まで凍りつく極寒体験は貴重だと思います。その他、屋外展示広場には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの協力により国産H-IIBロケットの構造試験機が展示されています。プラネタリウムで50分、理工館見学迄含めると充実した1日が過ごせます。どうぞ訪れてみてください!