カチョエペペ!
カテゴリ: 趣味
公開日:2019年01月06日(日)
カチョエペペ!
最近、東京のイタリアン居酒屋やスナックバーで「カチョエペペ」という料理が人気らしいです。個人的には、1979年から1986年までイタリアに住んでいましたが、その時代「カチョエペペ」という料理名は聞いたことがありませんでした。内容を調べてみると、ローマ地区で昔からよく食べられているスパゲティでした。ローマがあるラツィオ、サルデーニャ、トスカーナの各州で作られる羊の乳から作られる「ペコリーノ」というチーズと黒コショウだけで作ります。カチョ(チーズ)とペペ(胡椒)という名前の通り、きわめて簡単に食べられる料理ですが、日本ではナポリタンとか、アリョ・オリョ・ペペロンチーノがよく食べられています。またチーズを使うスパゲティではカルボナーラやクアトロフォルマッジが有名です。「ペコリーノ」というチーズが日本では簡単に手に入らないので、パルメザンチーズを代用しているお店が多いそうです。料理があまりにも簡単なため、レストランでも居酒屋でもグランドメニューにはあまり載っていないよう、何故自分が知らなかったのか理解できました。日本人のシンプルご飯の定番に卵かけご飯(TKG)がありますが、「カチョエペペ」はローマのTKGと言っている日本人もいるそうです。画像は典型的な一品です。