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クイーンの伝記映画【ボヘミアン・ラプソディ】!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年12月08日(土)

クイーンの伝記映画【ボヘミアン・ラプソディ】!

平成最後の冬に映画館でクイーン世代の中高年から20代までが支持している映画があるというので観賞してきました。個人的には、クイーンというグループに注目したことが無かったので、現代の若年層と同じ感覚でクイーンを知ったことになります。映画としては、メンバー本人達に酷似させたキャスティング、そっくりな身なりや演奏シーンでの動き方、そして演奏会場の観客達にも当時のファッションを反映させた服を着せたりして、抜群のリアリティがありました。史実を単純化しながら、起伏を持たせたストーリーも魅力的でした。そして最も印象が強かったのは、ボーカリストであるフレディ・マーキュリーの圧倒的な歌唱力でした。音声の質もとても魅力的でした。そしてリードギター奏者であるブライアン・メイの演奏です。彼のハンドメイドギターに、当時ではまだ珍しかった位相で音を変えるフェイズスイッチやサスティーン効果を持続させるボタン等を取り付け、音の出方に3層の遅延をかけるような「ギター・オーケストレーション」と称されるアレンジ奏法を行っていました。これが当時としては変わった重厚なサウンドを生み出していたのです。そして、最後はマーキュリー・メイそしてドラムのロジャー・テイラーが声のパートを重ねることによって作られる重厚な「コーラス」です。ものすごくきれいなハーモニーだと思いました。曲の内容については断片的な内容だったのでよくわかりませんが、比較的に覚えやすいメロディーが多かったように思います。しかし、字幕に出てくる歌詞の翻訳を読んでいると、人の死をある程度想定したうえで作られた歌詞が多かったように思います。全ての作詞をマーキュリーが担当したわけではないので個人的な偏見かもしれません。リーダー格であったマーキュリーは1991年にHIVによる免疫不全が原因となって引き起こされたニューモシスチス肺炎により45歳という若さで亡くなりました。映画は、1985年に行われた20世紀最大のチャリティーコンサートの「ライブ・エイド」で、7万5000人の観客を前にマーキュリーが6曲を熱唱した所で終了します。圧倒的な歌唱力と演奏の素晴らしさに驚かされ、そしてエイズにかかったマーキュリーがとても印象深く、再度観賞したい気持ちになりました。