#雄叫びか号泣か・石川祐希!
#雄叫びか号泣か・石川祐希!
昨晩のジャパン対イタリアの試合はバレーボール史上最高の試合でなかったか?
平均身長が2mを越え筋骨隆々のイタリアンが憎い敵と思っているような顔つきでネット越しに襲いかかってくる。
日本は平均身長が193mだがアタッカーが石川の192cmが最高で残りは180cm台である。
何とかジャンプ力で身長差をカバーしているが、トスの位置がずれると威力が発揮出来ない場合も多い。
パリ五輪では金メダルを取ると公言して臨みベスト8に滑り込んだが、そこで待っていたのが世界ランク1位のイタリアなのである。
石川が9年間イタリアのプロリーグで修行している因縁の対決なのだ。
試合は開始早々全く思わぬ展開になり、何と日本が2-0でリードしてしまったのである。
ここから会場の観客だけでなく日本のTVを観戦している我々もTVを前にして手に汗握る状態に陥ってしまった。
決定的なチャンスは第3セットであった。
イタリアの焦りも有り日本が24-21でマッチポイントを握ったのである。
ブラン監督がタイムを要求して一息入れれば良かったのだが、日本は勢いに乗ってそのまま突っ走る。
24-22でレシーブのあと誰に回すかがポイントだったが、セッターは当たり前のように石川にトスを挙げたのである。これが全幅の信頼なのか他の選択肢がなかったのか判らないが、
イタリア側は石川が打ってくることを読んでいて3枚ブロックで防いだのだ。
全ては結果論なので正解はないのだけれど、歴史的な決定シーンを他の人に任せるゆとりはなかったということだろう。
第4~5セットも白熱の進行ではあったが、自分の中では第3セットで終っていた。
これで2024年の日本男子バレーは終了し2025年以降は新たなメンバーを加えねばならない。
そこで一番問題になるのが身長差である。
背が高くがっちりした体型でジャンプ力が有り動きの良い選手達を集めないと世界では太刀打ち出来ないだろう。
日本人とは真逆の体格の持ち主である。
例えば甲斐は身長2メートルだが、か細くて5セット体力が持つか判らない。
ジャンプ力ももっと上げていつでも相手のブロックの上からスパイクを打てるようにならないと行けない。
セッターの背丈も190cm以上にならなければ攻守ともにうまくいかない。
ミドル陣のジャンプ力が全然足りないのと動きが悪すぎ。更にスパイク力がもっと必要だ。
極端に言えば石川や髙橋蘭をミドルブロッカーに据える位でないと相手をアッと言わせることは出来ない。
今後のバレーはサイドアタックではなくミドルアタックが中心になる様に思う。
バックアタックも含め口撃パターンが増えるからである。
日本は悔しさに浸り、イタリアは歓喜に溢れる超、超、超劇的な試合であったが、
両国の対戦はこれベ終わりではないので、
SNSでつまらぬ誹謗中傷などせずに、常に希望を持ってジャパンチームの将来を見ようではないか!
(J・O)