#栄光の体操男子・惨めな日本柔道!
#栄光の体操男子・惨めな日本柔道!
昔は体操王国ニッポンとも言われた男子体操は個人総合2連覇を狙う橋本を中心に万全の予定だったが、
五輪前に橋本が怪我で不調になり、男子総合も団体も金メダルが危ぶまれていた。
団体は中国の信じられないミスと日本の層の厚さが勝因となり、
個人総合では内村・内村・橋本・に続き伏兵の岡慎之助で4連覇を達成した。
解説者としてパリにいる内村航平氏が(橋本は2連覇の重圧にやられた感がある、次は岡の番だ。
連覇というのは精神的な重圧が凄く、実際に体験したものしか分らない世界がある。)とコメントしたのが印象的だった。
一方柔道は日本発祥の武道で現在は世界でも大変人気がある。
特にフランスは柔道人口が53万人もいて日本の12万人をはるかに超えている。
日本柔道の礼儀とか規律などがフランス人に合っているのだという。
そんなパリで行われる大会とあってお手本を見せたい日本であったが、思ったほどの強さは見せられなかった。
可哀相だが象徴されるのが100キロ超級の斎藤立だった。
五輪2連覇の斎藤仁を父に持ち日本では負けなしの強さまでになったが、
準決勝で韓国の選手に負け、3位決定戦も負け、メダルすら取ることが出来なかった。
それに比べると全柔道家からの挑戦を受けて立つ35歳のテディ・リネールは凄い柔道家だった。
実際に試合を観たのは始めてだったが、準決勝も決勝も技の切れ味が素晴らしい。
仮に斎藤立が戦っても綺麗な一本で仕留められていただろう。
35歳でこの強さなら間違いなく次回も金メダルを取るに違いない。
地元フランスの観客は天国にいるような気分であっただろう!
(J・O)