#レジェンド堀込雄斗!
#レジェンド堀込雄斗!
東京五輪で初めて採用されたこの競技は日本人に取って馴染みが浅い。
初代優勝者や有望な選手が出るとのTV情報だったので、初めてスケートボードのストリートという競技をTV観戦した。
45秒間で複数の技を披露するランと一つの技を5回披露するトリックの2種類で競技が構成されている
順位はランの出来の良かった一つとトリックの出来の良かった2つを合計した総合評価点で決まる。
20人くらいの予選で上位8人が決勝に進み、予選の結果は持ち越さないで点数の低い8位から技を披露して行く。
日本からは堀米の他に天才肌白井と14歳で世界ランク1位の小野寺が出場した。
大注目だった小野寺はランでは最高点だったが、トリックを一つだけしか成功せず予選で敗退。
あまりにも難しい技ばかりに拘った様で実にもったいないと思ったが、それが世界ランク1位の意地と信条なのか?
決勝はアメリカのジャガー・イートンとナイジャ・ヒューストンが好調でトリック4回終った段階で
彼らが1―2位を占め堀込は5位だったので、堀米は最終トリックで高い評価点を出して3位に入ればと思って観ていた。
しかし、技の名前はよくわからないが、堀米が選択した技は誰もが挑戦しなかった超難易度の技らしく、
それを見事に成功させたのである。
この競技はアメリカを中心に世界大会は多く開かれているらしいが、五輪で2連覇を達成したのは堀米雄斗だけしかいない。
いずれ世界の誰かが2連覇以上するかも知れないが、初代の2連覇、しかもスケボー文化の歴史が浅い日本人が達成したのは奇跡に近く、
この世界のレジェンドと言っても良いのではないか?。
衝撃的な印象としては1964年の東京五輪でマラソン2連覇を達成したアベベに似ているように思う。
この競技について一言注文を付けるとすれば、
評価基準が不明瞭で審査員の極めて主観的評価が反映されているように思えることと技の種類がわかりにくいことだ。
TVの解説者が「わー凄い!これはなんちゃらかんちゃら」と技の名前を早口でしゃべるのだが、こちらは何を言っているのか分らない。
この種目の競技人生はあまり長くないらしいので、居住場所が日本か米国化判らないが、
レジェンドの名を汚さぬように人生を歩めば素晴らしい将来が待っているだろう!
(L・D)