惜しかった・ジャパンHトリオ!
惜しかった・ジャパンHトリオ!
世界卓球団体戦の決勝戦は予想通り中国対日本になった。
中国は世界ランク1~3位を揃え、日本はHトリオ(はやた、ひらの、はりもと)で臨んだ。
トップは15歳の張本。
相手は世界No.1の孫穎莎。
15歳の張本に最初の試合を任せるのはどうかと思ったが、この試合は捨てる意味があったように思う。
2試合目で早田が陳夢を初めて破り、3試合目の平野が接戦ではあったが、世界2位の王芸迪を3-0で破ったのは見事だった。
これで俄に58年振りの優勝がちらついたが中国はそれほど甘くなかった。
早田が渾身の戦いを挑むも孫穎莎に手玉にとられた。
孫穎莎はこれまで見た中でも一番強かったように思う。
最後に登場したのが15歳の張本で相手は30歳の陳夢である。
わずか15歳に58年振りの優勝を背負わせるのはさすがに酷だったのかも知れない。
第1セットは取るものの、その後陳夢が試合巧者振りを見せ、張本が馴れていないサーブで翻弄し3-1で逆転勝ちしたのでる。
フォアサイドに出してくる陳夢のサーブに最後まで悩まされた張本だったが、それ以外は張本が優っていたように見えた。
陳夢は東京五輪金メダリストではあるが、次は張本に勝てそうもないのと年齢が問題視され、国際試合は今回で引退するのではないか?
今回の決勝戦を見ると選手達の技術力が上がっていることがよくわかった。
サーブの種類は増え、ラリーも超高速化して、観客が沸きに沸いていた。
後は玉の回転数をもっと上げることで中国と全く互角の勝負になるのではないか?
そうなると日本には15歳の張本がいることが大きいだろう!
男子はあまり話題にならなかったが、16歳の松島が来年以降何かやってくれそうだ!
(O・T)