全日本学生駅伝・駒澤優勝!
全日本学生駅伝・駒澤優勝!
学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝が昨日行われ駒澤が新記録で優勝した。
同様に優勝候補だった青学は2区で予想外の大失速が響き3分以上遅れの3位がやっとだった。
駒澤の優勝は素晴らしいの一言だが、ここで注目は2位の國學院である。
青学を最終8区で抜いての2位だから少なくとも8人のランナーをしっかり備えていたことになる。
派手なテレビ出演で有名な青学の原監督が大会後述べていたことだが、駒澤の優勝タイムがそれまでの記録を5分以上も縮める記録だったので、今回の駅伝は平成までの駅伝から令和の駅伝に変わった大会であったことを指摘している。
学生全体のレベルが上がっているので、優勝を目指すには練習方法から全て見直す必要があるというのだ。
確かに、青学は3位であったが4位の順天とはわずか1秒差であったから、原監督の衝撃は大きかったのだろう。
今年の結果は國學院だけでなく創価が初めての出場でシード権を取ったり、古豪中央が7位に入ったりと以前の常連校である明治、
東海、日本、神奈川、大東などが簡単にシード権を取れない時代に入ったのである。
来年以降高校駅伝の有力選手や潜在能力の高い選手達は必ずしも常勝大学に入る必要が無くなっているのかも知れない。
常勝校に入ってもレギュラーになれないなら、それ以外の大学に入った方がやり甲斐があると思う高校ランナーも増えて行くだろう。
昔は余りにも強かった駒澤が嫌いであったが最近は青学が滅法強く、
さらに原監督のテレビ出演での派手な言動が多すぎて青学がいやになり、今回は駒澤に勝ってほしかった。
しかし、大学駅伝は毎年優勝校が変わる方が全体の底上げにも繋がると思うので良いのではないだろうか?
女子では名城大が6連覇をしたのだが、観戦してみて拓殖の不破意外は全く面白くなかった。
結局全国の高校トップランナーが名城大に集まっているだけのことで、
女子は高校レベルでトップランナーの数も水準もまだ低いということであろう。
さて、残るは正月の箱根駅伝である。
一般的には3大大会制覇を狙う駒澤と長距離の人材豊富な青学の一騎打ちという見方が妥当な線だが、
注目は1区でどこが出遅れるか、5区と6区でスーパースターが出現するか、さらに8区の上り坂で異変が起きるか、
10区での大逆転があるか等である。
選手達には申し訳ないがTV観戦者としては正月早々の凄いドラマを期待してしまうのである。