負けても感動させる卓球日本代表!
負けても感動させる卓球日本代表!
昨日土曜日は世界卓球団体戦の対中国戦があった。
男子は準決勝、女子は決勝での対戦。
いずれも中国に勝てないとは思いつつも日本人としてはつい応援したくなる。
女子は結局0-3で敗れた。メンバーは伊藤、木原、長崎の超ヤングトリオで、
期待された早田は腕の故障で出場出来ずコーチ役にまわった。
伊藤は1-3、木原は0-3、長崎も0-3とスコア的には相手にならなかったが、将来中国を倒す可能性が見つかった。
それは強いスピンのかかったドライブボールを取り入れることと、中国選手のドライブボールをミスなく打ち返すことである。
3人の中で一番接戦だったのは伊藤だが、結局相手のドライブボールをドライブボールで打ち返すことが出来なかった。
それ以外は伊藤の方が優っていたかも知れない戦いであった。
木原と長崎は試合経験の差が敗因であるが、どのショットも中国選手に匹敵する威力があり、
二人ともまだ若いので今後の伸びしろを強く感じた。
男子は女子ほどは期待していなかったが大番狂わせを見せてくれたのである!
主役は19歳の張本。
第2試合で世界11位の王楚欽を3-1で破ったことが最初の驚きであった。
日本期待の星と言われながらこれまで国際試合で肝心な時に負けていた張本が勝ったのである。
何を言っているのかよくわからない雄叫びが会場に響き渡りハリバウアーも時々見せていた。
驚きが最高潮に達したのは第4試合で世界1位の樊振東を3-2で破った時である。
卓球の試合は昔から見ていたわけではないので素人コメントになるが、33回のラリーで両選手が見せた打球の速さには心底驚いた。
そのポイントは最後張本が落とし床に大の字になったのだが、その後20数回のラリーではしっかりリベンジしており、
彼の技術力やパワーは目を見張るものがあった。
張本と共に期待された戸上が経験不足もあってあっさり負けてしまい結局2-3で敗北したが、
戸上のフォアドライブやバックのチキータは十分通用することが分かったので、
将来中国を破るのは女子より男子の方が早いかもと感じさせる試合であった。
結局男女とも優勝は果たせなかったが、明るい将来を感じさせる見事な戦い振りであった!