火星での居住?
カテゴリ: 科学、自然
公開日:2018年01月20日(土)
火星での居住?
以前、月の水(氷)が注目されている記事を掲載し、その究極の目的が火星探査であることを記載しました。今回は、火星そのものの話です。2016年に火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が送ってきたデータを調べた結果、火星にもかなりの量の氷床があることがわかったそうです。しかもこの氷床は表面から1~2メートルの深さから始まっているので、氷の採集と水としての利用の可能性が高いようです。さらに、最近NASAが発表したところによると、NASAは火星基地用の原子力発電ユニット「Kilopower」を開発中で、3月にも最大出力試験を行う予定だそうです。この「kilopower」はコンパクトに作られているので、一つの着陸機に複数基を搭載することが出来ます。4~5基ほどあれば居住施設全体の電力を賄えるらしいのです。SF小説の世界では、火星に行ったり、居住したりするのは当たり前のように書かれていますが、氷の存在とか「Kilopower」の開発を知ると、SFの世界が現実味を帯びてきたような気になりますね。