火星とオパール!
火星とオパール!
火星でオパールが発見されて火星に関係している学者達が大興奮しているという。
専門家では無い自分は興奮の理由が分らなかった。
2019年にアリゾナ大学のS・Nerozzi氏が火星の北極地下に氷の層が広がっていることを発見した。
極冠には氷と砂の層もあるという。
それ以来火星の地下には相当量の水があり、やがてやがて人間が移住出来るかも知れないとして、
NASAもその他の国も本気になり出している。
その説を裏付けるかのように2012年に火星に着陸したキュリオシティが最近NASAからの指示で火星の表面を掘削し、
中から取りだしたものをキュリオシティ内蔵の分析器で調べた結果オパールと同等の物体であることがわかったのである。
我々も宝石の一部としてオパールは知っているが何から出来ているかを知る人はあまりいないだろう。
地球上では至るところにあるがまとまって存在するのは南オーストラリアのクーバ-ペディで産出量は世界の90%を占めるという。
素材はシリカでこれはいろいろな物体に存在する。
画像は何千万年前の烏賊がオパールになった例だが、烏賊から水分が抜けてシリカだけが固まった物なのだ。
そういう生い立ちなので2つとして同じオパールはなく大変貴重な宝石と言っていいだろう。
ここで話題を火星とオパールに戻せば、火星には地球と同じように水が大量にあったことの証明なので大興奮が広がっている訳だ。
それらの水は蒸発して宇宙に消えたのか、それとも地中に蓄えられているのかを探るのが直近のミッションになるはずだ。
NASAでは火星移住を実現化するために月を中継基地にする計画が進んでいる。
アポロ計画に次ぐ月面での活動を進めていて、月に着陸するメンバーに2人の日本人も含まれると先日報道されたばかりである。
参考までにオパールは様々な色を見せてくれるが、赤色が一番高価であるそうだ。
(P・M)