2つの大発見・キーワードは「常温」!
2つの大発見・キーワードは「常温」!
今後飛躍する分野に量子コンピューターがあります。
東京大学の武田教授グループが今般3つの光パルスを用いる量子コンピューターの試作機を開発し、基礎的な計算に成功したそうです。
パルスの数を増やす拡張性や計算の内容を柔軟に切り替えられる汎用性を併せ持っているので。
将来の高度な計算の実現に道を開くと見られています。
量子コンピューターは量子力学という物理学の理論を応用した次世代の高速計算機で、極低温下での稼働が前提で開発されてきました。
今回の光方式は冷凍機などは不要で常温での稼働が開発を促進させることになります。
開発したプロトタイプは1周約40メートルの大きなループと同約20メートルの小さなループで構成されています。
まず「スクイーズド光」と呼ぶ特殊な光を一定間隔のパルスとして発し、情報の基本単位となる「量子ビット」に見立てます。
そしてこの2重ループの回路をミラーやスイッチで高精度に制御することで、光回路の規模を変えることなく扱う光パルスの数を増すことや、
ミラーの透過率などを切り替えることで、柔軟に計算の内容を切り替えたりできます。
現在の試作機はサイズが大きいですが、今後サイズの縮小や高性能化を進め、早期汎用化を目指すそうです。
常圧・室温で超伝導特性を示す物質の合成に成功?
高麗大学の量子エネルギー研究センターの代表であるS・Lee氏は、同僚のJ-h・Kim氏、Y-W・kwo氏とともに、
改良型アパタイト鉛(LK-99)構造を用いて、常圧で動作する室温超伝導体(Tc≥400 K,127℃)の合成に成功しました」との、
研究論文をプレプリントサーバーarXivに掲載しました。
核融合にも不可欠な超伝導が常温・常圧で可能となれば天地がひっくり返るくらいの大発明です。
これから世界の超伝導関連学者達が実証試験を行うでしょうが、この論文の物質の信憑性が確認されることを期待します。