北極と南極の氷が溶けたら?
カテゴリ: 科学、自然
公開日:2022年05月20日(金)
北極と南極の氷が溶けたら?
異常な自然災害の急増で地球温暖化危機が世界で叫ばれている。
SDG‘sでも二酸化炭素削減が直近の課題として各国で削減目標を表明したりしている。
温暖化のもっと深刻なのが二酸化炭素の25倍もの温暖化効果があるメタンであることはあまり報道されていない。
大気中のメタン濃度は現在0.0002%だが、低水温と高圧力でメタンハイドレードとして3兆トンが堆積している。
それらが地球温暖化で溶け始め、北極圏などではメタンガスとして大気中に出てきているのである。
こうした環境下、北極と南極の氷が溶けたら海水面はどれほど上昇するかとの議論が良く展開されている。
北極は陸地がなく海に浮かんでいるだけrなので全てが溶けてもほとんど影響がない。
しかし、南極の氷が溶けると話は別である。
地球の氷の80~90%が集中しているといわれる南極の氷の暑さは平均2450メートル、
最も厚いところで4500メートルもある。
これだけの量亮の氷が溶けるとそれだけで海面は上昇するが、それに加え氷で押し下げられていた大陸が数百メートル上昇するので、
結果として海面はおよそ60メートル上昇するのだそうだ。
東京都心はもちろんのこと、世界でもニューヨーク、ロンドン、上海などは水面下になる、
国単位ではオランダは国土の大半、オーストラリアは居住場所の80%を失うそうだ。
南極がすぐに溶けるとは思えないが20~30年後には急激な変化が起きる可能性もあるので、
温暖化対策は何としても進めないといけないということでしょう!