ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 打ち上げか?
カテゴリ: 科学、自然
公開日:2021年12月19日(日)
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 打ち上げか?
宇宙天文学について多大な貢献をしたハッブル宇宙望遠鏡の後継機であり、打ち上げ予定が遅れていたジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡がいよいよ今月末にも打ち上げられるらしい。費やした金額は約1兆円の貴重な宇宙望遠鏡である。
約600km上空の軌道を周回するハッブル宇宙望遠鏡は4つのタイプカメラを搭載し128億光年先まで観測が可能であったが、
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡は赤外線を観測するため150万kmの軌道に乗せられる。
ハッブル宇宙望遠鏡は約20年の活動の中で幾度か修理を行うことが出来たが、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡はあまりに遠いため遠隔操作以外の修理は事実上出来ない。それ故発射までに時間がかかったとも言える。宇宙の歴史は138億年前に起こったビッグバンに始まり、その2年後の136億年前にファーストスターが生まれたと言われている。
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の観測範囲限度は135億光年なので、ファーストスターを相当明瞭に観測することが出来るかもしれない。
100メートルやマラソンの42.195kmのタイムで興奮する我々とは全く違う世界で信じがたいが、136億光年先の話は人類の誇りも感じる。