フォッサ・マグナを覚えていますか?
カテゴリ: 科学、自然
公開日:2021年04月15日(木)
フォッサ・マグナを覚えていますか?
中学の地理で習ったフォッサ・マグナはラテン語でフォッサ「割れ目」・マグナ「大きな」を意味し、
日本語では「中央地溝帯」、または「大地溝帯」と称されます。
画像の様に新潟の新発田―小出構造線、柏崎ー千葉構造線、糸魚川―静岡構造線に囲まれたオレンジ色の面フォッサ・マグナと名付けました。
日本は5億年程前は海底にありましたが、その後の度重なる地殻変動で地上に顔を出します。
しかし、その後フォッサ・マグナの場所は海底に沈み海だったのです。
その後、砂・泥、生物の残骸など様々な堆積物が溜まっていましたが、
数百万年前にフィリピン海プレートが伊豆半島を伴って日本列島に接近した時に真っ二つになっていた列島が圧縮され始めました。
この圧力によってこの地帯は隆起し西側には3000メートル級の日本アルプスを形作るまでになったのです。
まさに地球は生きています!