バオバブ!
カテゴリ: 科学、自然
公開日:2021年01月18日(月)
バオバブ!
世界でも奇妙な木として知られるバオバブは、日本では観葉植物として販売されています。
エクアドル在住中どこかでバオバブを見た記憶がありますが、何とも奇妙な形状をしていたのが
記憶に残っています。
アフリカ大陸が原産地といわれている落葉高木ですが、マダガスカル、オーストラリア、インド、
南米にも分布しています。約1億5000年前にゴンドワナ大陸が地殻変動で分裂し、現在のような
大陸が形成されましたが、それ以前からバオバブは生息していたので、現在も各大陸で見ることが
出来ると言われています。
最も幹が太くなる樹木であるバオバブの平均は寿命300~500年、高さ30メートル、幹回り
15メートルですが、南アフリカに生息する画像のサンランドバオバブは樹齢6000年で幹回りが
47メートルもあります。
大木のバオバオは幹の中が空洞になり年輪で樹齢を測ることが出来ないので、化石などの年代を
調べる放射年代測定(炭素14年代法)を用います。
バオバブの名前の由来は明らかではありません。アフリカの国々で異なった呼び名がついて
いまが、セネガルの言葉では「一千年の木」という意味で、やはり長寿が特徴なのでしょう。
現在12種類あるといわれていますが、形状は必ずしも同じではありません。サンランドバオバブは
むしろ特別な形状で、画像のような、またはもっとスッキリした形状が有名です。