興味深い自然現象!
興味深い自然現象!
○だるま夕日:
だるま夕日とは太陽の光が屈折することで起こる蜃気楼の一種です。一般的には、だるま太陽と
言われ、だるま朝日もあります。
光が屈折する理由は空気の密度が気温の変化によって異なる状態になることなのです。
冬場は寒気などで空気が冷やされますが、海水はゆっくり冷たくなるので、そこに気温差が発生し
太陽がだるまの頭のように見えるのです。
○気嵐(けあらし):
海面から湯気が上がるような自然現象です。
この時期になると、寒気によって冷えた空気がそれよりも温度の高い水面に流れ込みます。そのため
海面近くの水蒸気が急激に冷やされて霧になるのです。
○笠雲:
笠雲と言えば富士山が有名ですが、独立峰の山頂付近に現れる雲です。まるで山が笠を被っている
ように見えることから笠雲と名付けられました。
笠雲が発生するには、①上空の風が強いこと、②湿った空気が存在することが前提になります。
湿った空気が強い風で山にぶつかって持ち上げられると、両側や上方に風の流れが変わります。
空気が湿っている時、この空気が山にぶつかって持ち上げられることでと膨張し、その後冷えるので雲ができます。山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消えるます。
結果として、山頂付近にだけ雲が出来続けているのです。
○ダブルレインボー:
9月10日のブログに記載した主虹と副虹のダブルレインボーですが、綺麗なものが福島県に
出現しました。
主紅は太陽と40~42度の角度、副虹は51~53度の角度に位置します。
主紅は水滴の中で1度反射して赤が最上部に見えますが、副虹は2度反射するので赤が最下部に
見えます。福島のダブルレインボーはその違いを鮮明に見せてくれています。