カテゴリ: 科学、自然
公開日:2019年11月20日(水)
宇宙はどんな形をしているのだろうか?
現在、宇宙物理学者達が掲げている宇宙の形は次の3つが代表的です。
①馬の鞍の様な形をしている開いた宇宙でどんどん広がり両端が交わることがありません。
②直線をまっすぐ伸ばすと、やがて元の場所に戻る様な構造で有限の閉じた宇宙です。
③果てしなく彼方に広がり続ける平坦な宇宙です。
上記の中で③の平坦な宇宙が優勢になっています。
ところが、ある科学者グループが、宇宙誕生の名残とも言われ、宇宙マイクロ波背景放射と称する微弱な放射線を観測するために打ち上げられた人工衛星「プランク」が収集したデータを分析した結果、ひょっとして宇宙はまるいんじゃないかという結論に達したそうです。宇宙がまるいということは閉じられた宇宙と同様で、有限の宇宙ということになります。
この発表を受けて、多くの科学者達が宇宙マイクロ波背景放射は宇宙の質量によってゆがめられている点や、データの統計方法に問題があるなどの指摘をしていますが、これまでの常識を覆す説であることは間違いありません。
今後、この発表の確証を科学者達が検証していくことになりますが、「地球はまるかった」と同じように、やがて、正しかったといった結論に至るかも知れません!