カテゴリ: 科学、自然
公開日:2019年06月11日(火)
変化する地球の大陸が凄い!
地球が生まれたのが約46億年前です。最初の岩石鉱物は44億年前に登場しました。40億年前に海洋ができ、花崗岩のプレートも誕生しました。それでは、現在人類が暮らす大陸は何時から形成されたかと言うと約30億年前のようです。その後、大陸の移り変わりを見てみましょう!
① 第1次ウル大陸(30億年前):
小規模な大陸で、オールトラリアの面積より小さかったとされています。
② バールバラ大陸(30億年前~25億年前):
大陸は約30億年前に存在し約255億年前に分裂したとされています。
③ 第2次ウル大陸(25億年前):
第1次ウル大陸に他の小大陸が合体することで、第2次ウル大陸となりました。おそらくパール
バラ大陸と合体したのではないでしょうか?
④ アークティカ大陸(25億年前):
シベリア大陸など小型の大陸が合体することで出来たとされています。
⑤ ローレシア(別名ヌーナ)大陸(19億年前):
大陸やプレートが対流するマントルに乗って移動するという理論において、約19億年前に存在し
たとされている大陸です。地球上に初めて誕生した超大陸であるとされていて、現在の北アメリ
カ大陸、グリーンランド、スカンジナビア半島などが含まれていました。
⑥ コロンビア大陸(18億年前~15億年前):
ローンシア大陸、バルティカ大陸、ウクライナ大陸、アマゾニア大陸、オーストラリア大陸などが
含まれていた超大陸です。
⑦ パノティア大陸(15億年前~10億年前):
コロンビア大陸と次の形成されるロディニア大陸を繋ぐ歴史的に考えられていますが、あまり詳
しくわかっていません。
⑧ ロディニア大陸(10億年前~7億年前):
超大陸でしたが約6億年前に、ゴンドワナ大陸、シベリア大陸、ローレシア大陸、バルティカ大
陸に分裂したとされています。
⑨ ゴンドワナ大陸(6億年前~2億5千万年前):
ロディニア大陸が分裂して誕生したとされている大陸です。現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、
インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸、アラビア半島、マダガスカル島等を含んでいたとさ
れています。大陸の変遷史上、最も激しく他の大陸と衝突した大陸でした。
⑩ パンゲア大陸(2億5千万~1億8千万年前):
ゴンドワナ大陸がローレシア大陸にぶつかり、それにバルティカ大陸も衝突してできたとされ、地球上の大陸が一つにまとまった時期とされています。
⑪ ゴンドワナ大陸の再成立と分裂(1億8千年前~現在):
1億8千万年前頃になると、パンゲア大陸は再びローレシア大陸とゴンドワナ大陸に分裂しました。さらに、ゴンドワナ大陸は現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸などを含む西ゴンドワナ大陸と、南極大陸、インド亜大陸、オーストラリア大陸を含む東ゴンドワナ大陸へと分裂しました。その後、西ゴンドワナ大陸はアフリカ大陸と南アメリカ大陸に分裂し、その間に大西洋が成立しました。また、東ゴンドワナ大陸は、インド亜大陸及びマダガスカル島と、南極大陸及びオーストラリア大陸の2つに分裂しました。その後、インド亜大陸とマダガスカル島が分かれ、インド亜大陸はユーラシア大陸に向けて急速に北上を開始しました。 さらに分裂は続きます。南極大陸からオーストラリア大陸が分裂し、北上を始めました。インド亜大陸は北上を続け、およそ4500万年前にユーラシア大陸に衝突し、ヒマラヤ山脈を形成しました。その証拠として、ヒマラヤ山脈の山頂付近には、海洋生物の化石が多数発見されています。また、大西洋は広がり続け、現在の大陸配置が成立したのです。
こうして大陸は1千年以上の時間単位で動いています。次の大陸大移動迄、人類は存続しているでしょうか?