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何故、地球に大量の水があるのか?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2019年05月05日(日)

何故、地球に大量の水があるのか?

それは地球が誕生した46億~40億年年前の話しです。50億年前に太陽が出来て、その後太陽の影響で宇宙の塵がぶつかって微惑星が形成されました。そして、微惑星どうしがぶつかって地球が誕生しました。誕生直後の地球はマグマの海と呼ばれる溶岩が一面に広がる状態で、いわゆる火の玉地球でした。その後も、続継する微惑星の衝突の影響で脱ガス化が起こり、地球は冷えて行きました。その結果、数多くの惑星に存在する大量の水分が、地球の温度が下がることで気化状態から液化状態に変わり地球の表面を覆ったのです。

当時の水温は200℃ほどの高温で、外気は二酸化炭素に覆われた温室現象化の状態にありました。初期の海水は酸性だったのですが、地殻を溶かし、アルカリ金属やアルカリ土類金属によって中和しました。実はこの中和が大きかったのです!中和によって大気中の二酸化炭素が海水に吸収され始め、温室効果が抑えられることで海水が現在の様な温度に下がり、水が広く表面を覆う惑星となったのです。この経緯の終焉が40億年前ですが。様々な偶然的要因が絡む奇跡の様な話ですね!