ITの変遷!
ITの変遷!
世界で初めてのデジタル・コンピューターは1946年にアメリカで生まれました。エニアックという名称で大砲の弾道を計算したものでした。百畳ほどの部屋に1万7000本以上の真空管と10万もの部品を使用した機械でしたが、性能は現在のコンピュータの200万分の1程度でした。
ITにおける第1の革新はIBMによって起こりました。当時の商用コンピュータは計算装置であるメインフレームと言われる本体と、データを読ませる入力装置及び計算結果を打ち出す出力装置が装備されていましたが、メインフレームを変えるたびに入出力装置を買い替える必要があったのです。、IBMのS/360シリーズは周辺機器との互換性を保つシステムに変更しコストを軽減したことで、、一挙に広がったのです。
第2の革新はAppleとMicrosoftによって起こりました。1977年に発売したアップルⅡを皮切りにAppleはパソコン市場を生み出しました。そして、IBMのより依頼を受けて完成したOSを1982年に「MOS-DOS」としてOEMを始め、さらに1995年にウィンドウズ95を発売したことで、Microsoftが盤石の地位を築きました。
第3の革新は2000~2010年にかけて起こったインターネットの普及でした。1983年にアメリカ国防省が開発に着手した軍事用のネットワークが1983年に一般利用されるようになったのですが、それから10年強でなくてはならないインフラとして世界をつなげたのです。
一昔前までは、世界の会社の時価総額ランキングをみると、石油メジャー最大手エクソンモービルが1位の地位を守り続けてきましたが、2016年時点では次のように変わりmした。アメリカのIT企業が上位5位までを独占し、エクソンモービルは6位に落ちてしまったのです。
1位アップル(アメリカ)
2位アルファベット(アメリカ・グーグル系企業の持ち株会社)
3位マイクロソフト(アメリカ)
4位アマゾン(アメリカ)
5位フェイスブック(アメリカ)
6位エクソンモービル(アメリカ)
ITの変遷をマクロ的に眺めると、約20年ごとに革新的な出来事が起こっています。この流れで行くと、第4の革新が2020年頃に起こる可能性があります。それはITとAIが合体したものなのか、それとも全く異なるものなのかわかりませんが、注目したいところです!