メニュー

はやぶさ2がリュウグウにタッチダウン着陸! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

お問い合わせ

ブログBLOG

はやぶさ2がリュウグウにタッチダウン着陸!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2019年02月09日(土)

はやぶさ2がリュウグウにタッチダウン着陸!

今月の6日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、今月22日にはやぶさ2をリュウグウにタッチダウン着陸させることを発表し、記者団に詳細な資料を提供しながら、着陸の一連の流れを説明しました。それによると、現在はやぶさ2はリュウグウの上空20㎞にいて、着陸点についてのデータを取りながら準備を進めています。21日の朝8時ごろ降下を開始し、何度か停止して着陸点の確認をしながら慎重に取り進め、22日の8時ごろに目標点へのタッチダウン着陸を試みます。今回の着陸は長く留まるものではなく、機体下部の筒状の装置が接地した瞬間に弾丸を撃ち込み、舞い上がった砂や岩の破片を採取し、その後小惑星から離れ、1日をかけて上空20kmのホームポジションに戻る予定です。このブログでは、詳細は省きますが、先日の発表会では資料と共に、あたかも目前で行っているような詳細な降下プロセスの説明がありました。その説明によると、成功するかどうかは地上からの遠隔操作なしで、探査機が自律的に降下する上空45mからの次の様なプロセスにかかっているようです。
① 探査機は45mで降下をやめホバリング状態に入り、前もって地上に落としてあるターゲットマーカーを見つける作業に入ります。これがピンポイントタッチダウンという方式です。
② ターゲットマーカーの捕捉状態になったら、そのターゲットマーカーを視野の中心に見据えた状態を維持しながら、高度を8.5メートルまで下げます。
③ 8.5メートルに到達したら、地球方向にアンテナを向けるような姿勢で降りてきた探査機の姿勢を、着陸の為に地形に沿った着陸態勢に変更します。
④ その後、必ず視野の真ん中にターゲットマーカーを維持しながら、8.5mを水平移動で降下し、目標地点にタッチダウン着陸をするのです。

探査機からの通信で状況は常に監視してはいるのでしょうが、よくもこんな事が出来るものだと感心してしまいます!