世界の山々!
世界の山々!
オーストラリア人登山家のスティーブ・プレーン氏が今月14日に、世界最高峰エベレスト)の登頂に成功し、世界7大陸最高峰すべてをたった117日で登頂するという史上最短記録を樹立しました。それまでの最速記録はポーランド人登山家であるのヤヌシュ・コハンスキ氏が昨年達成した126日でした。わずか9日の差ですが、本人たちの間では凄い差なのでしょうね。7大大陸の最高峰とは次の山々です。
アジア大陸:エベレスト(中華人民共和国・ネパール、8848m)
南アメリカ大陸:アコンカグア(アルゼンチン・チリ、6959m)
オーストラリア大陸:コジオスコ(オーストラリア、2228m)
プレーン氏は移動や登山前の準備期間を入れて各山の登頂に平均約17日かかったことになります。今回は最後がエベレストだったので下山にかかった日数は入っていないようです。それにしてもものすごい速さではないでしょうか?移動は当然飛行機だと思いますが、ゆっくり歩いている時間もなかったのではないかと推測されます。さらに気になるのが経費です。一体どのくらいの資金が必要なのか想像もできません。いい機会なのでヒマラヤ山脈について少し記載します。まず、世界で8000mを超える山々はすべてアジアに存在します。
1位:エベレスト ・8848m
2位:K2 ・8611m
3位:カンチェンジュンガ ・8586m
4位:ローツェ ・8516m
5位:マカルー ・8463m
6位:チョー・オユー ・8201m
7位:ダウラギリ ・8167m
8位:マナスル ・8163m
9位:ナンガ・パルバット ・8126m
10位:アンナプルナ ・8091m
11位:ガッシャープルムⅠ峰 ・8068m
12位:ブロード・ピーク ・8051m
13位:ガッシャーブルム11峰 ・8035m
14位:シシャパンマ ・8027m
エベレストの山頂は地球上で一番高いところですが、約4.5億年前は海の底(テチス海と言われる)でした。エベレストの頂上から持ち帰った石灰岩の中から、海に住んでいたはずの三葉虫など古生物の化石(約4.5億年前のもの)が発見されて判明しました。地球の陸地が長い年月の間に大きく変化していることが良くわかります。日本人の2人の女性登山家を紹介しましょう。1975年5月16日に田部井淳子さんが女性として初めてエベレストに登頂しました。田部井さんはその後女性初の世界七大陸最高峰登頂も成し遂げています。日本人最年少でエベレストを登頂したのは南谷真鈴さんです。南谷さんは早稲田大学に通う大学生で、2016年5月23日に19歳でエベレスト登頂に成功しました。また、南谷さんは日本人最年少の世界七大陸最高峰登頂者としても知られています。
ついでに日本の高い山10峰を記載しておきましょう。私はエクアドルのコトパクシ(5897m)登山で5000m迄登ったことがありますが、日本では10峰のうち富士山しか登っていません。いずれ登りたいと思います。
1位:富士山 ・3776m
2位:北岳 ・3193m
3位:奥穂高岳 ・3190m
4位:間ノ岳 ・3189m
5位:槍ヶ岳 ・3180m
6位:東岳 ・3141m
7位:赤石岳 ・3120m
8位:涸沢岳 ・3110m
9位:北穂高岳 ・3106m
10位:大喰岳 ・3101m
世界に比べるとスケールが小さいですね。