2020年代は空飛ぶタクシーの時代?
2020年代は空飛ぶタクシーの時代?
配車サービスの「Uber」がNASAと共同開発で空飛ぶタクシーの開発を進めていることは既に掲載していますが、空飛ぶタクシーの開発に取り組んでいる企業はほかにもあります。その中でも航空機メーカーの「エアバス」は積極的で、4人乗りの「シティー・エアバス」と「一人乗りのヴァーハナ」を開発中です。「ヴァーハナ」は今年1月31日のテスト飛行に成功しました。この機体は翼に8個の電動ローターを搭載し、翼の角度を変えるだけで垂直離着陸が可能です。さらに自動運転による自律飛行も可能だそうです。2020年までに量産機体を製造して2028年頃には商業サービスを予定しています。一方の「シティー・エアバス」は機体の4隅に4つの大型ローターを搭載し、垂直離発着が可能です。「エアバス」社は2018年中に初飛行を予定していて、近い将来には自動運転による自律飛行を前提として通常のタクシー並みの料金で運行したいと考えているようです。
中国も先行しています。Ehang社が開発した「Ehang184」も2月6日に人を乗せての初飛行に成功しています。このタクシーは一人乗りで、機体の4隅からのびたアームに8個のローターを搭載し、スマートフォンやタブレット端末から目的地を指定することで自動飛行が可能です。最高速度は時速130km/Hで航行距離は40~50kmだそうです。その他、インテルやトヨタAIベンチャーズ等複数企業が空飛ぶタクシーを開発する「Joby Aviation」に1億ドルの出資を決定していますし、ヘリコプター大手のベル・ヘリコプター社も空飛ぶタクシーの開発を表明しています。2020年代の空飛ぶタクシーが現実味を帯びてきました!