2020年第2四半期の補聴器出荷台数!
2020年第2四半期の補聴器出荷台数!
2019年の補聴器出荷台数は待望の60万台を突破し、2020年は飛躍元年と
期待していましたが、新型コロナウイルスの影響が補聴器業界にも出ています。
ました。第1四半期の出荷台数は2019年同期比で2.9%の落ち込みでしたが
第2四半期(4月~6月)は29.1%の落ち込みとなってしまいました。
新型コロナウイルスで聞こえが改善するわけではないので、本来販売は減少するとは
思えないのですが、補聴器を試聴するときの密接感や、外出自粛で人との会話が少なく
なったことが影響している様に思われます。海外の一部補聴器メーカーではお客様が購入
された以降のアフターケアをリモートで対応するようなソフトや仕組みを構築しています。
外出が減り、社会的な会話の機会が少なくなると、ヘッドホーンやイヤホーンを使用する
傾向が増えるように思います。ヘッドホーンやイヤホーンを長時間、85デシベル以上の
音量で聞き続けると難聴になる傾向がありますから、是非、音量は85デシベル以下にして、
長い時間聞き続けないようにしてください!
1月~6月の数字で注目されるのは耳あな型の落ち込みが激しいことです。
既成耳あな型だけが前年を超えましたが、通信販売で補聴器の露出が増えていますから、
相当数の購入が通信販売に流れて鋳るのかもしれません。補聴器は個々人の状況に応じた
設定や調整が不可欠な医療機器ですから、安物買いの銭失いにならぬよう注意して下さい。
2020年1月~6月の詳細は次の通りです。
2020年 1月~6月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 : 248,727( 84.0%)
ポケット型 : 7,004( 84.5%) 2.8% ( 2.8%)
耳かけ型 : 76,573( 86.5%) 30.8% (29.9%)
RIC型 : 94,797( 84.4%) 38.1% (37.9%)
メガネ型 : 147( 86.5%) 0.1% ( 0.1%)
耳あな型 : 59,102( 77.5%) 23.7% (25.8%)
既成耳あな型: 11,104(102.0%) 4.5% ( 3.6%)