2019年第一四半期の補聴器出荷台数!
2019年第一四半期の補聴器出荷台数!
本サイトは【楽しく明るく補聴器を着ける時代の到来】を目指している中立のサイトで、それを達成するために注目しているのが、四半期ごとに日本工業会が発表している補聴器出荷台数です。本来であれば、実際に販売されている台数で見て行きたいのですが、そのデータは存在していません。既に10年以上に亘り年間50万台が続いてきましたが、2018年にようやく58万5千台に到達し、いよいよ60万台が見えてきました。出来れば2019年に60万台を達成したく、皆さんと一緒に注目して行きましょう!
第一四半期の数字は次の通りです。60万台達成には一四半期平均15万台ですので、もうひと踏ん張りと言ったところでしょうか?
2019年第一四半期 2017年同期比%
総数 :143,659台 102.6%
ポケット型 : 4,063台 84.5%
通常耳かけ型 : 44,509台 101.0%
RIC耳かけ型: 51,559台 114.4%
メガネ型 : 68台 86.1%
耳あな型 : 37,719台 95.8%
耳あな型既製品: 5,741台 86.8%
参考の為に下記の数字を見るときに注目すべき点を挙げておきます。
① RIC耳かけ型がどこまでシェアを伸ばすか?
第一四半期のRIC耳かけ型は35.9%のシェアになりました。充電式と相乗効果で、このまま広がって行くと50%に達する可能性があります。
② 耳あな型の挽回はあるのか?
今月GNヒアリング社が耳あな型のベースとなる耳型を最終レーザーによる自動採集装置の発売を発表して話題になっています。安全に耳型が取れるということで、補聴器販売店側が耳あな型補聴器に今まで以上に積極的になる可能性があります。
③ 耳あな型既製品の数字が伸びていくだろうか?
米国で従来ご法度であった補聴器のOTC販売(特に耳あな型の既製品)が認められる可能性が出ています。早ければ2021年から実施される見込みで、日本では、現在存在している通信販売市場に変化が出る可能性があります。