#生真面目・正直・不器用!
#生真面目・正直・不器用!
ある憲法学者は石破首相を長年見続けて、生真面目・正直・不器用と評した。
愚・鈍・直とはまた異なりどちらが政治に向いているのかよくわからない。
決選投票で思いもよらなかった大逆転が起こり、総裁に選ばれたのである。
岸田政権の末期で自民党に対する風当たりは極めて強かったから、
その場しのぎの短期政権を挑戦5回目の石破候補にやらせようという腹黒い派閥力学が導いた結果だろう。
自由奔放に言動を続ければ良いのだが、自民党がこれまで培った慣習の壁が思ったより高かったのではないか?
結果として少数与党になり国会での論争が激しくなると共に、自民党が何十年も忘れていた本来の国会のあり方が復活したのである。
自民党からすればこれは内憂だが国民からすればいいことであり、
自民党議員達がしっかり勉強して堂々とした論戦を繰り広げれば良いのだ。
最も大きな課題である103万円の壁やそれに絡む社会保険の崖、
そして企業・団体献金について与野党の言っていることを聞くと、財務・税制も併せ検討する自民党のほうが論理に厚みがある。
SNSのサポートもあり野党は言いたい放題で要求を突きつけているが、
自民党が野党の言動不一致を言わない作戦なので、実に禅問答のような展開なのである。
野党はそのような自民党の発言を待っているわけだが、
それをやると野党案を本格的に取り上げたと言われ身動きが取れなくなるのである。
一方、海外を見ると来年1月20日に大統領になるトランプがいまから過激な言動を発しているし、韓国では突然戒厳令が飛び出し、
シリアでは50年続いたアサド一族独裁が崩壊し、イスラエルのレバノン、シリア侵攻が激しくなり、
ウクライナでは北朝鮮が参戦する中、ウクライナに不利な停戦が噂され、
経済に行き詰っている中国が台湾に侵攻する気配を見せるなど、世界を脅かす問題満載である。
日本に話を戻すと人口減少、特にこれから15年間で20~65歳の労働人口が1千万人減ることの影響と、
経済全般の維持を如何に図るかが喫緊の課題である。
#生真面目・正直・不器用な石破総理は臨時国会と通常国会を乗り切れるだろうか?
(J・O)