停滞する政治資金規正法の改正!
カテゴリ: 政治・経済
公開日:2024年05月15日(水)
停滞する政治資金規正法の改正!
今国会で成立をすると息巻いている岸田政権だが、肝心の与党、特に問題の張本人である自民党のやる気の無さが目立つ。
先日行われた自民党の「政治刷新本部・政治資金に関する法整備検討ワーキンググループ」の会合は画像の様な空席の会議で、
自民党議員達に自ら改革を進めて行こうとする動きが見られない。
そんな状況を岸田首相は最初の号令だけで、自ら状況打開に動こうとしない。
まるで他人事の様な振る舞いなのである。
ワーキンググループ座長の鈴木馨祐議員は3月の報道番組で自民党は法案を作らず与野党議論に臨むと発言し、
野党及び国民から大批判を浴びたが、
その後公明党との与党間の法案取りまとめでは裏金の処理だけに焦点を当てて罰則規定を定めるだけで終らせようとしている。
本来であれば裏金再発防止という出口問題だけでなく、政策活動費、政治資金パーティー、企業・団体献金という、
入り口問題も明確な改選をせねばならないのに、それらは与野党で議論して法案を作るべきと岸田首相は繰り返すだけなのである。
この意味は、表面上議論はするが与野党の主張がかけ離れすぎるので、
結局時間切れで出口問題だけ改定して終わりにしたいことが見え見えである。
日本の国会は何でこんなお粗末な状況になってしまったのだろう。
自民党の金権政治を許してきたのは世襲議員の多さも含め、
なんの疑問も感じないで親方日の丸的に自民党に投票してきた国民が悪いのかも知れない。
こんなやりたい放題の自民党政治の悪影響を受けるのは現在の若者達なのに、
若者達の政治に対する無関心さも大問題であろう!
(J・O)