安全性の十二分な確認!
安全性の十二分な確認!
潜水艇タイタンの悲惨な事故原因は明らかになっていませんが専門家達のコメントによると金属疲労の可能性が高いそうです。
海底3800mでは380気圧の負荷がかかりますが、
もっと判りやすく表すと1平方CMに380kgの重りを乗せた状態ということになります。
今回の潜水艇タイタンは何度もタイタニック号まで潜水していた様で、毎回380気圧の負荷がかかっていたということになります。
船体が何で出来ていたのか正確には分かりませんが、報道から推測すると超硬系の鉄をベースとした合金だと思われます。
超硬でも他の合金でも鉄に負荷を加え続けるといずれ金属疲労が発生します。
金属疲労とは炭素の析出とも言いますが、鉄と鉄を繋いでいる炭素が通常は熱処理等で内部に閉じ込められているのですが、
負荷が限界に達すると表面に析出し酸化する事で鉄全体が脆くなるのです。
金属疲労の状態を調べる為には使用後、さらに使用前に、超音波による船体の組織構造を調べる必要があります。
この検査で金属疲労の状態が判りますから、負荷に耐えられない恐れがある場合は船体を新製品に取り替えなければなりません。
報道によるとツアー運営会社オーシャンゲートは今回船体チェックをしてなかった様な指摘があります。
事故原因について波今後も調査が続けられるようですが、やることをやっていなかったとしたら人災以外のなにものでもありません。
知床で発生した遊覧船の沈没もそうでしたが、
危険を伴う乗り物については安全対策を十二分に確認してから乗船する必要がありそうです。
こんな内容を記載していたら新幹線も気になり始めました。
新幹線の安全基準は非常に高く信頼出来るものがありますが、テロなどによる事故が発生した時のことを考えて、
各席にシートベルトを取り付けたほうが良いのではないでしょうか?