高齢者に厳し過ぎる岸田政権!
高齢者に厳し過ぎる岸田政権!
燃料は上がり、為替は円安になり、いずれも物価高に繋がっています。
そのような環境下、岸田政権は物価上昇以上の賃金アップを産業界に要請しています。
ユニクロの様に早々と反応した大手企業もあれば、慎重でコメントを発していない大手企業もあります。
しかし、欧米諸国との賃金上昇差を考えれば、十分な内部留保を抱えている大企業は多かれ少なかれ対応すると思われます。
問題は全体の99%を占める企業数で従業員も77%を占める中小企業が対応出来るかということでしょう。
結論としては岸田政権が望む様な結果にはならないと推測しますので、岸田政権は出鼻をくじかれることになるでしょう。
但し、賃金が例年に増して上がることは間違いないと思われますので、出来るだけ多くの方が働くことをお勧めします。
問題として提起したいのはリタイアして無職の高齢者に対する岸田政権の対応です。
対コロナ政策では現在70歳以上の高齢者が従来の比でない速度で亡くなっています。
医療業界は警鐘をならしていますが、政府は聞く耳を持たず成り行きに任せています。
米国で感染拡大している新型のXBBが日本でも感染拡大したら岸田政権は行き詰るかも知れません。
さらにひどいのが年金です。
物価上昇以上の賃金アップを目玉政策の一つとするなら、年金も物価上昇以上にしてもらわないと高齢者は生きていけません。
それなのに岸田政権は23年度の年金にマクロ経済スライドを発動したのです。
年金額は68歳以上が前年の物価変動率(22年は2.5%)、
67歳以下が過去3年間の賃金変動率(19~21年度平均は2.8%)に基づき決定されています。
しかし、マクロ経済スライドが発動されたことにより、23年度の年金額は本来の上昇率より0.6%引き下げられてしまうのです。
これは絶対におかしいと思うのですが、皆さんはどのように感じるでしょうか?