総理大臣の選び方!
総理大臣の選び方!
岸田総理大臣の内閣支持率が悪い。
11月11日~13日に主要メディア3社の世論調査結果は次の通りで7月以降下がり続けている。
NHK:33%
FNN:38.6
朝日新聞:37%
最も中立といわれるNHKの数字が最も左派といわれる朝日新聞より低いことが注目に値し、
岸田総理に対する国民の失望感の現れなのだろう。
報道によると岸田総理の聞くだけで行動に繋がらない対応の遅れ、旧統一教会の問題顕在化、
閣僚達の愚かな言動などが理由として指摘されている。
しかし、そもそも岸田議員というのは総理大臣に向いているのだろうか?
総理大臣として日本をどこに導いていこうとするVISIONを持っているのだろうか?
といった根本問題が浮き彫りになっているのではないだろうか?
日本国民は常識のレベルが高いのでこういった問題については敏感に反応するし、
SNSの深化で同じような情報が世の中で飛び交うと、是非の判断が竜巻のように舞い上がるのである。
ここ何十年も基本的に自民党が政治を担ってきた結果今日の国内外における日本の立ち位置になっている。
2009~2011年にかけて民主党が一時政権を握ったが、理念と実態が伴わず国民の期待を裏切った結果になり、
それ以降国民の野党に対する期待や信頼は落ち込んでしまったのである。
誰もが認める人物が出てこない限り野党の復活は難しいように思う。
米国のように2大政党が競い合いながら将来を見据えた舵取りをする仕組であれば健全な国家運営は出来ようだが、
日本はそういう仕組は成り立たず自民党の1党独裁になっているのである。
1党独裁であっても自民党が民主主義の精神に乗っ取って野党の意見も十分尊重しながら政策を進めていくなら良いが、
国会運営を見ていると野党の言うことは聞かず勝手気ままに政策を決めている部分も散見される。
呆れて開いた口が塞がらなかったが、辞めさせられた山際議員は閣僚だったとき、
「野党の言うことに耳を貸さない」と公言したほどである。
どうして内閣支持率がかくも醜く落ちるのかを考えると、自民党が派閥政党で歴代の総理総裁が各派閥の領袖によって決められる、
いわゆる談合システムになっていることだろう。
これまで自民党員の得票では勝っていながら総理総裁になれなかった石破候補や河野候補がその典型的な例である。
内閣支持率の続落下にある岸田総理を見ていると、石破議員や河野大臣だったらこの国はどうなっているだろうと屡々思ったりもする。
派閥の談合で決まった岸田総理は国民が尊重できるような国家論も持った議員では無いように思う。
むしろ総理になることが彼の目標だったのではないだろうか?