日本製品に宿る匠の世界!
カテゴリ: 政治・経済
公開日:2022年11月12日(土)
日本製品に宿る匠の世界!
まずは玉子から見てみよう!
白いご飯に生卵をかけて食べるのは日本では常識だろう。
しかし、世界では生卵を食べる習慣は余りないらしい。
昔、映画「ロッキー」を観たときに主役のロッキー・ーバルボアが朝トレの前に生卵を5つ飲み込むのを見て驚き、
アメリカは生卵をガンガン食べるとばかり思っていたがどうも違うらしい。
日本には得意芸の生産工程から品質管理まで一貫して作業する自動機械が全国に440カ所くらいあるという。
主な注目ポイントは3つ。
玉子を尖った部分を下にして置くこと。
サルモネラ菌等の除去のため必要十分な洗浄を行うこと。
殻の割れを精密に検査すること。
昔、住友金属が世界に誇る特殊管の輸出に携わった時代があった。
鉄にニッケル、クロム、マンガンなどを加えた合金鋼を作るには、
高水準の生産管理、品質管理、品質保証工程が大切であると教わったが、生卵にもその工程が導入されており、
日本人のものつくりの基本にあることを再認識させられた。
昔と違って技術を盗みまがい品を作る国が増えているが、
表面的に技術は盗めても匠の世界に通じるには純粋で誠意が注ぎ込まれた精神が必要なのである。
中国を始め多くの外国人が日本製品を求めるのはそこに理由があるのだろう!