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日本の平均賃金が低すぎる!

カテゴリ: 政治・経済 公開日:2022年06月17日(金)

日本の平均賃金が低すぎる!

参議院選挙が近づいてTVニュース番組で選挙の争点が多き議論されている。

昨晩も各党首が集まっていくつかの課題についてキャスターが質問する番組が2つあった。

コロナ禍が沈静化する中でロシアノウクライナ侵攻が物価上昇と危機管理という古くて新しいテーマが急激に注目されている。

各党首の話を聞いて個々人に対しいろいろ思うことはあるがそれは別として、全体的に見ると与党はマクロ的な発言に終始するばかりで、野党は主張していることを実際にやるときの難しさを認識できていない様に思う。

約3年の民主党時代を除き長く政権を担ってきた自民党しか知らない経験やノウハウが

与野党のギャップとしてあからさまになっているのである。

危機管理についてはロシア、中国、北朝鮮に囲まれた日本の進むべき方向で国を防衛するという観点では

大きくぶれることは無いように思う。

個人的にはオールジャパンで世界に先駆けたシールドを作ることを唱えているのだが、昨日はどの党もその考えを示さなかった。

物価高については物価をどう抑えるかという課題と国民の暮らしをどう守るかという課題が主になりそうだ。

憲法の基本精神である国民を守る事が正に問われているのである。

物価高の中で国民の暮らしを守る最も有力な方策は国民の購買力の強化つまり賃金の向上である。

昨日のTV番組でG7各国の平均賃金の推移グラフが掲載されていた。

OECDのデータの抜粋であるが、1997年を100とした場合、2020年がいくらになっているかというものである。

米国:206.2

イギリス:190.3

カナダ:184.7

ドイツ:159.7

フランス:158.1

イタリア:142.6

日本:93.3

このグラフはこれまで何回か見たことがあるが、参議院選の主要な争点になるであろう国民の暮らしを守る観点で見ると、

日本だけが1997年を下回っている現実の酷さを再認識するのである。

1997年から2020年までに選挙は何度もあったが、国民が自民党を支持して来た結果である。

野党は大企業と富裕層を保護ばかりと批判をして来たが結果として何も出来ていないことでもある。

日本は伝統を重んじる豊かな国だと良く言われる。昔は鎖国していたが、

自給自足、地産地消の中で食も素材の味覚を尊び心理的に豊かであったという。

情報が無限大に飛び交う現代にあって豊かさを限りなく求めるのは人間の本能かも知れないが、

この辺で一度自給自足、地産地消に国民の意識を変えてみてはどうだろうか?