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日本国憲法と日米安全保障条約で大丈夫か?

カテゴリ: 政治・経済 公開日:2022年04月07日(木)

日本国憲法と日米安全保障条約で大丈夫か?

プーチン大統領の卑劣なウクライナ侵攻を毎日TV報道で見、国連がプーチン大統領の暴挙を全く止められない実力を確認すると、

日本が突然どこかの国から侵略を受けた時に守ることが出来るのか疑問に感じる。

当面考えられる侵略国はロシア、中国、北朝鮮及び韓国である。

韓国は他の3国とは意味が違うが既に竹島を実効支配している事から可能性として加えたものである。

これまでは日本国憲法は唯一の被爆国という背景もあって政治家も弁護士達も誇りに感じ遵守する必要性を訴える人が多かった。

日米安全保障条約の影響もあり専守防衛で安全は守れると考えてきたのは国民の大半も同様であった。しかし、2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻の悲惨さを見せられて日本国民は日本も安全ではないことを痛感したのではないか?

日本国憲法の三原則とは①国民主権、②基本的人権の尊重、③平和主義である。

最近特に指摘されているのは平和主義に係わる第9条の改正である。

憲法第2章の「戦争の放棄」には基本的形式や構造を解説する唯一の条文として第9条があり、

【日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、

国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

国の交戦権は、これを認めない。】と記載されている。

ロシアが突然北海道に乗り込んできて一部を占拠しさらに進軍を開始した時、中国が台湾に続いて沖縄に進軍して来たとき、

北朝鮮が九州にミサイル攻撃を仕掛けてその後上陸して来たとき、日本は平和主義だから止めろと言っても、

日本は日米安全保障で守られていると言っても、進撃を止める対抗策としては役に立たないのである。

まして核を使われてしまったら周囲は海で逃げ道がないので策の打ちようが無い。

米国にしても日本に置いている米軍基地は真っ先に攻撃される可能性が高いので、

侵略が開始されたら先ず自国民の防衛を最優先に考えるであろう。そうなると米軍基地以外は無防備に近い状態になってしまう。

世界が平和な状態であれば特に問題は無いが、ロシアや中国の動きを見ていると日本として自力防衛をする必要を強く感じる。

日本は自衛隊を持っているがこれは軍隊で無いので軍隊を持たない珍しい国なのである。

平和憲法は是非守れば良いと思うが、専守防衛の為に十分な最新技術を取り入れた武器や機器を日本中に張り巡らせる必要があるだろう。この問題はこれまで十分な対策をとってこなかっただけに凄く急ぐ必要があると感じる。

防衛費が国の予算の2%を超えるとか超えないとかいった水準の議論をしている時ではないように思う。