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国連(安全保障理事会)は役に立っているか?

カテゴリ: 政治・経済 公開日:2022年03月03日(木)

国連(安全保障理事会)は役に立っているか?

2月24日にロシア軍がウクライナ侵攻を開始し今週日本も加わり欧米の経済制裁が始動した。

本日ポーランドに近いベラルーシで行われる2回目の停戦協議が紛争解決につながる化は不透明である中、

ロシアのウクライナ侵攻はどのような形で決着するのだろうか?

オミクロンの新種が登場し相変わらずコロナ禍の脅威に直面している上に、別の意味で世界を震撼させる出来事が浮上し、

コロナ禍問題すら影が薄い状況になっている。

国連の安保理では当事者のロシアが拒否権を発動したことで、世界の安全保障面での国連は役に立たないことが立証された。

そこで国連特別総会が開かれ「対ロシア非難決議案」が141ヵ国/193ヵ国の多数で採択されたが、

これ自体に物理的な効力は何もないのである。

今後世界の批判がロシアに集中しロシアの孤立に追い込む可能性はあるが、棄権した常任理事国の中国を中心にロシア支援が強化され、

この採択の効果は出ないことも考えられる。

国連憲章で定められた安全保障理事会15ヵ国が国際の平和及び安全の維持に関する主要な責任を負うことになっているが、

世界の安全を最も脅かす可能性がある最大手の核保有国5ヵ国が常任理事国で拒否権を持っていることが不合理ではないだろうか?

今回のウクライナ侵攻でもロシアは拒否権を発動しあらゆる議論に蓋をしている。

こんなことで安全保障理事会そのものが成り立つのであろうか?

仮にロシアによるウクライナ侵攻が成功し莫大な犠牲者を出しながらウクライナを占領しても

安全保障理事会はロシアの好き勝手を放置せざるを得ないかもしれない!